デジタル・ツイン × ビッグデータ九州大学旧箱崎キャンパスのデジタル保存ついに完成!

九州大学大学院人間環境学研究院都市・建築学部門の堀研究室では、2014年より旧箱崎キャンパス(現箱崎サテライト)をデジタル・ツインとして記録、保存する作業を進めてきました。

この度、データの構築が完了し、2023年1月20日より一般公開いたします。公開される建物には、2020年11月に国の登録有形文化財(建造物)に登録される見通しとなった近代建築建物群「旧九州帝国大学工学部本館」「旧九州帝国大学本部事務室棟」「旧九州帝国大学本部建築課棟」「旧九州帝国大学門衛所」だけでなく、元寇防塁や九州帝国大学の前身である福岡工科大学の地中梁のデータも含まれています。

これらのデータは、国の登録有形文化財4棟の維持管理に役立てるだけでなく、失われてしまった箱崎キャンパスのデジタル・ツインのなかで、メタバースとしてバーチャル・イベントを行うことも可能です。さらにMAYAやUNREAL Engineへのデータ移行も容易であり、様々なビッグデータとしての活用が見込まれます。

以下のURLより、デジタル・ツインを体験可能です(※データ通信量にご注意ください)。
https://history.arch.kyushu-u.ac.jp/potree/workspace/Hakozaki.html